一般皮膚科

HOME | 診療内容 | 一般皮膚科

一般皮膚科では、受診された患者様の皮膚トラブルに対し、皮膚科専門医が診察し、治療を行っています。

診療している主な疾患


・ほくろ(色素性母斑)

・赤ら顔(酒さ)

・帯状疱疹

・かゆみ(皮膚掻痒症)

・じんましん

・脂漏性皮膚炎

・うっ滞性皮膚炎

・蜂窩織炎

・多汗症

・脱毛症

・乾癬

・手湿疹

・しもやけ

・掌蹠膿疱症

・タコ(胼胝)

・水虫(白癬)

・傷

・軟性線維腫

・粉瘤

・いぼ(尋常性疣贅)

・水いぼ(伝染性軟属腫)

・とびひ(膿痂疹)

・虫刺され

・単純ヘルペス

・ほくろ(色素性母斑)

・赤ら顔(酒さ)

・帯状疱疹

・かゆみ(皮膚掻痒症)

・じんましん

・脂漏性皮膚炎

・うっ滞性皮膚炎

・蜂窩織炎

・多汗症

・脱毛症

・乾癬

・手湿疹

・しもやけ

・掌蹠膿疱症

・タコ(胼胝)

・水虫(白癬)

・傷

・軟性線維腫

・粉瘤

・いぼ(尋常性疣贅)

・水いぼ(伝染性軟属腫)

・とびひ(膿痂疹)

・虫刺され

・単純ヘルペス

など
 

上に記載のない疾患でも皮膚トラブルであれば診察可能です。お気軽にご相談ください。

ニキビ


✦ニキビとは

ニキビの種類には主に症状が軽い順に「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の4種類があります。
白ニキビはニキビの最初の段階で、毛穴が詰まっている状態です。
黒ニキビは白ニキビから少し進行し、患部の毛穴が開き酸化することで黒色に変色したニキビです。
赤ニキビはさらに悪化したもので、雑菌や細菌が繁殖し患部が赤く腫れる状態です。
黄ニキビではさらに悪化し、黄色い膿が見え始めます。ニキビが悪化するとニキビ痕になってしまいます。

✦ニキビの原因

ニキビの主な原因は、

①生活習慣やホルモン変化による皮脂の過剰分泌
②皮脂・角質などによる毛穴詰まり
③アクネ菌の増殖

の3つです。

✦ニキビの治療

様々な治療法があります。
主に毛穴のつまりや、炎症、アクネ菌を殺菌する塗り薬などがあります。
ニキビ治療は、赤く腫れているときは外用薬に加えて、抗生物質の内服治療を併用、効果不十分な場合にビタミン剤、漢方薬併用をします。
ステロイド剤の外用は基本的に行いません。
そのほかには、保険適用外の治療法でケミカルピーリングや、ニキビ痕の赤みや赤ら顔を改善する光治療など治療法があります。

アトピー性皮膚炎


✦アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う皮膚炎が、慢性的に繰り返し良くなったり悪くなったりする病気です。 
アトピー性皮膚炎では、かゆみを感じる神経が表面にあらわれ、かゆみを感じてしまい、掻くことでさらに皮膚のバリア機能が落ちてしまい炎症を引き起こすという負のサイクルに陥ってしまいます。

 

✦アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎では、皮膚の外界の様々な刺激、例えば乾燥などから体を守る、バリア機能が低下することで、外界からアレルゲンなどの様々な刺激が体内に入り込み免疫細胞と結びつき、炎症を起こしてしまいます。

 

✦アトピー性皮膚炎の治療方法

アトピー性皮膚炎の治療法は主に3つです。

①スキンケア
②発症・悪化要因の対策
③薬物療法

 

①スキンケアとは、しっかりと体を洗い、保湿を行うことです。

 

②発症・悪化要因というのは食物アレルギーや生活環境の中で触れるダニや花粉といったアレルゲン、汗、ストレスなどです。こういった要因にしっかりと対策をし、症状を悪化させないことが大事です。

 

③薬物療法では、保湿剤、ステロイド剤、免疫調節剤を適宜使い分けます。 治療開始から2年を目安に、ステロイドからの離脱を目標にしています。

 

④中等症~重症のアトピー性皮膚炎の患者様に対して、生物学的製剤デュピクセントの注射が有効です。

 

✦デュピクセントとは

「デュピクセント」は2018年に発売された皮膚の下に注射する治療薬で、炎症を引き起こす原因物質(サイトカイン)に働きかけ、炎症やかゆみを抑えたり、皮膚のバリア機能を守ったりする効能があります。

 

✦デュピクセントの投与の仕方

・成人には固定用量で皮下投与します。
・生後6カ月以上の小児には、体重に応じて決められた用法及び用量で皮下投与します。
・1回の注射で全量を使用し、再利用はしないでください。

巻き爪・陥入爪


✦巻き爪・陥入爪とは

陥入爪とは、爪甲が側爪郭にくい込み、爪郭部を損傷し痛みを伴う状態を言い、巻き爪は爪甲が両側縁に向って深く弯曲しているのみで痛みを伴わない状態です。巻き爪と陥入爪は合併して起ることもあります。巻き爪と陥入爪は合併して起ることもあります。これらは人口10人に1人の割合でみられると言われ、症状のない場合も、予備軍となっていることがあり、注意、ケアが必要です。

 

✦巻き爪・陥入爪の治療方法

それぞれの爪にあわせて治療方法が異なります。爪周囲(爪郭)に感染を伴う場合、肉芽を形成した場合はその治療を同時に行うことがあります。爪水虫(爪白癬)が巻き爪の原因として多々あるため、検鏡し菌がいた場合はその治療も併用すると効果的です。

 

・テーピング法

患者様ご自身でできる簡易な方法で安価に治療できます。薬局などに販売している伸縮性のあるテーピングを使用します。アンカーをかけるようにテーピング固定をします。爪縁と皮膚をテープで引き離すことで、爪の食い込みを軽くすることができ痛みも楽になります。

 

・コットンパッキング法

爪囲に炎症がある場合の適応で、症状が軽い巻き爪、陥入爪で行います。爪の角にコットンパッキングを挿入し固定します。

 

✦巻き爪マイスター《保険適応外》

巻き爪マイスターは、保険適応外の自費診療です。
巻き爪マイスターは、巻き爪を矯正するための医療機器です。
コイルばねに内蔵された超弾力性合金ワイヤーの弾性力によって、矯正具を装着している間に爪の湾曲が徐々に矯正されます。
爪軟化作用のある薬剤「リネイルゲル」を併用することで、よりスピーディーに治療することも可能です。 

 

《治療期間・費用の目安》

巻き爪マイスターの治療は、通常、1~2ヵ月装着を続けていればわん曲は改善しますが、個人差があり、重度の巻き爪の方では3ヵ月以上かかる場合もあります。
痛みがなくなり、わん曲が改善されるまでは治療を継続しましょう。

✦日常生活の注意事項
・爪切り

爪の切り方が原因で陥入爪になる方も多く、爪切りには注意が必要です。コツとしてはまっすぐカットし、長さはご自身が上から見たときに爪で下の皮膚が見えないくらいがちょうどよい長さです。

・靴

先の細い靴や、窮屈な靴を履いていると痛みが生じやすいので、特に痛みが生じている状態のときはスニーカーやサンダル、足首のしまった靴を履くのをお勧めします。

 

上記のことを気を付けるだけで改善したり、陥入爪も防げることもあるのでできることは気を付けましょう。また、糖尿病の方は高血糖により血管が細くなりやすいのですが、血管が狭くなってしまうと身体の末端にある足、爪に栄養が行き届きにくくなります。そうすることで、状態の変化、悪化が見られることがあり、爪に白い線ができたり白く濁ったり、巻き爪や陥入爪になることもあります。爪に関して気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

鶏眼・胼胝


✦鶏眼(けいがん)俗称:ウオノメ とは

鶏眼は、通常大人の足にできる径5mm程の硬い皮膚病変で、歩行時に激しい痛みを伴うのが特徴です。
中心に芯が見えるので俗にウオノメと呼ばれています。
一定部位に繰り返し刺激が加わり、角質が厚く芯のようになり、芯が神経を圧迫して痛みを生じます。
子供は一般的に皮膚が柔らかいため、鶏眼ができることが少なく、鶏眼と診断された患者の多くはウイルス感染に伴う疣贅(イボ)であることが多いです。

 

✦鶏眼の治療方法

鶏眼の場合、食い込んだ芯をしっかり除去することが必要です。
中心部の芯の部分をメスやニッパー、ハサミなどで切除します。
場合によっては鶏眼の大きさに合わせて切ったスピール膏を貼り、角質を軟らかくした後に処置を行います。

 

✦胼胝(べんち)俗称:タコ とは

胼胝も同様に、皮膚の一部が慢性の刺激を受けて厚くなりますが、鶏眼と異なり、刺激を受けた部位全体の皮膚が少し黄色味を帯びて盛り上がり、痛みの無いことが多いです。
胼胝は足底以外にも、生活習慣により、身体の様々な部位に生じます(座りダコ、子供の吸いダコ、ペンダコなど)。

 

✦胼胝の治療方法

胼胝については、硬くなった角質を軟膏などで軟らかくしたり、スピール膏やハサミやメスなどを用いて適宜除去します。

 

✦日常生活の注意事項

これらの疾患は治療だけでなく、生活習慣でも注意が必要です。
鶏眼や胼胝の原因である「同部位への慢性刺激」は、不適切な靴や、生活習慣などが原因で生じるため、このような原因をみつけて、可能な限り除去することが最も重要です。
生活習慣を改善しないと再発することが多々ありますが、原因がわかっても実際には除去できない場合も多くその場合はケラチナミン軟膏やサリチル酸ワセリンで角質を柔らかくしたりするような工夫も必要です。
胼胝性潰瘍の患者様は糖尿病を併発していることも多く、場合によっては糖尿病内科の受診をすすめます。